| はいドウモご無沙汰。今はフェリーで移動中。岩手県安比高原のIAT cup(プロ戦)に参戦して、次の岐阜県白鳥高原のマスターズに出る為の大移動ですわ。高速道路で移動しようと思っていたんだけど、運転で疲れちゃうから急遽フェリーに変更。初めて乗ったんだけど、船の旅も結構快適でイイね。 アメリカ・カナダ遠征から帰ってきて、すぐに北海道夕張Mt.レースイのマスターズに飛行機で行ったんだな。独りで。その時は風邪もだいぶ良くなってたし、あとは咳だけだった。レースイのコースはウェーブコーナーやコーンウェーブのある、逆バンク気味のターンが特徴的なレイアウト。バックサイドがキツイよね。正直苦手でした。でもそれよりなにより気持が乗ってなかったぁ〜。たぶん年末からの忙しさと風邪で、テンション最悪だったのね。大会出れば盛り上がると思ったんだけど、結果はクォーター敗退。「ナニしに北海道まで来たんだろう?」って感じで落ちたね。ほんとスノーボードしたくない気分だったのさ。 北海道から名古屋の実家に帰って、数日ボ〜っと過ごしたけど気分は晴れず。とりあえず群馬に戻ったら、友人の永井くんからバックカントリーガイドのサポート依頼があった。気分転換に山登ってパウダー楽しむ事にしたのだ。今回のガイドは近藤ケンジさんで、オイラの役目は最後尾を守ること。ビーコンの使い方や雪の層の見方などの講習も有って、仕事で行ったんだけどとっても勉強になった。そして何よりパウダー気持ちよかった。心地よい疲労感だったね。やっとスノーボードが楽しいと思えるまで復帰完了。 そしてIAT cupですわ。コースは飛び系メインでバンクのないストレートっぽいレイアウト。オーリーと吸収の使い分けが重要だったかな。キャニオンが数カ所あって怪我人も出たようだったけど、オイラはバチェラーのレースでさんざん痛いおもいして飛んできたので、それほど苦労することはなかった。問題はワックス。新潟で大雪降らした低気圧が北上してきていたので、硬め低フッ素をチョイス。あとは現場で調整ですな。 宿は昨年もお世話になった「民宿ちば」。おじいちゃんとおばあちゃんが二人でやってる宿だけど、お値打ち価格で泊まらせてくれるし、やさしい心遣いが心地よい宿なんだわ。「サービス」じゃなくて「心遣い」っていう感じだね。以前も金のないオイラを朝食代だけで泊めてくれたペンションも有ったし、安比の人は温かいね。 本戦は少々コース変更が加えられ少し簡単になった。ただセクションの方向が微妙に違っているのでライン取りが大事。スタートで前に出て最速ラインをミス無く刻む、それだけ。そしてトーナメントが始まりなんとかファイナルに勝ち上がった。スタートやエアーの細かいミスは有ったが、まずまず悪くない滑りだった。しかしファイナルでのミスしたら負ける。完璧なイメージを頭に焼き付けて、決勝スタート! 前半は2位で先頭の後藤プロを追うが、中盤のエアーで後藤選手が着地ミスで転倒。それを回避した隙に今村選手に抜かれ、またもや後追い。でも後半のセクションをスムーズに繋げれば勝機は有る。今村選手の背中を睨みながら、完璧なリズムでセクションをクリヤーし少しづつ差を詰める。が、少し足りない! 最後のテーブルで出来るだけ低く飛ぶ様にフル吸収動作。その時、今村プロが着地でちょっとバランスを崩し減速。そこで追いつき2人とも板を蹴り出すように並んでゴール。どっちが勝ったか判らなかった。少し判定に時間がかかったが、1位は白ビブ!オイラ優勝しちゃった。 実はオイラ優勝は初めて!アマチュア時代も優勝できずプロに上がってしまい、今日まで優勝出来ないプレッシャーを感じていたんだよね。(草レースで一度優勝したことはあるが、アマチュア相手にちょっと大人げなかったからな・・・)そんな訳で最高に気持ち良かった。宿のおばちゃんに嬉しい報告をすると、どうやら俺たちが泊まった部屋は縁起が良いらしく、泊まった人は良い結果を残しているらしい?安比の人々最高です。またオイラを支えてくれている人達もホント優勝を待ち望んでいてくれたので、とても喜んでくれました。嗚呼、ホント有難いね。またスノーボードにドップリはまっていく自分を感じたのでした。 |
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