2008. 11. 9
まわし
ご無沙汰です。
相変わらずの不定期更新で失礼します。
いきなりですが今年は久しぶりにオーストリアでスノーシーズンに入ることになりました。
新婚早々、放蕩夫を送り出してくれる妻に感謝!
さて出発前日、いつものようにギリギリまで準備が終わらないのは変わりません。
さらに今回は家を改装中ということもあって超バタバタです。
落ちつかないながらも妻に手伝ってもらって日付が変わる頃にはなんとかパッキング完了。
今回も余裕の重量オーバーです。
スノーアイテム込みで20kgにおさめる方法があるなら教えて欲しいもんだ。
まあ何とかなるでしょう。
でも・・・やっぱり落ち着かないな〜。
写真:この時期のソルデンの山模様。
※ まわし=名古屋弁で「準備」のこと。
2008. 11. 10
出発
なにが不安だったのか?夢の中でもせっせと旅の準備してたようで、珍しくアラームより先に起きてしまった。
まちがいなく小心者ですわ。
早々に大荷物を車に積み込んで妻に送ってもらい空港へGO!
でも駅で妻に見送られるのってちょっと寂しい。。。
おっ、なんか新婚っぽくない?
早朝の電車に乗りこむと思いのほか混んでいて、大きな荷物2個携えて立って行くしかなかったがこれからのメインイベントに比べれば何のことは無い。
そう、チェックイン=オーバーチャージとの戦いですね。
ちょっと長めの列に並びチェックインを待つ。
出発までは約1時間、時間的には余裕。
あとは係員次第というところか。
とりあえず小細工なしでいざ勝負!
測定重量は1個目20kg、2個目20kg、リミットは20kgまでなんで普通アウトっすね。
ただオーストリア航空などはスキー・スノーボードケースは1セットまでならフリーとしてくれる場合が多い。
しかしだからといってボードケースにいろいろ詰め込むとアウトになることが多いのもまた事実。
さあ、この20kg分はどうなる?
とりあえずおとなしく事の成り行きを見守っていたが、いっこうにチェックインが完了しない。
しかし重量のことは何も言ってこないぞ?
そうこうしているうちに10分以上が経過。
(なんだ?何かトラブルか?緊張して汗かくじゃないか!)
どうやら搭乗券を発券する為の用紙がないみたいで、係員が焦っている様子。
結局、幸運にも重量のことなど全く触れられず『お待たせしてすみません』というお言葉まで頂き無事チェックイン完了。
こんなことなら、あれもこれも持っていきたかった。。。と思ってもいまさら遅いですが、一安心ですわ。
だいぶ出発時間が迫っていたので手荷物検査を受けて早々に乗り込もうとしたら、ゲートくぐる前に係員に止められた。
どうやらチケットに不備があったらしい。
(おいおい、おれ旅立てるのかよ?)
って不安に思ってたら、ただの入力ミスだったみたいで入力し直してもらい無事搭乗。
(ついでに成田からのチケットも入力ミスで、成田到着後に呼び出しくらいました。)
そんなこんなで無事?成田から日本脱出ですわ。
機内で11時間ほどくつろいでウィーン到着。
ここの空港のカフェにはフリー無線LANがあるから調子いい。
かるくメールチェックしてたらあっという間に搭乗時間。
そしていつものように小さなプロペラ機に運ばれてインスブルック到着。
空気が冷たく感じ雪国についたことを実感した。
空港まで工藤プロに迎えにきていただき、1時間ほど高速走るっていつもの快適なアパート(写真)に入居完了。
さすがに移動で疲れたんで、とりあえす滑る準備だけして眠りに落ちていったのでした。
2008. 11. 11
初滑り
時差ぼけなのか初滑りの興奮なのか?朝5時には目が覚めてしまった。
しょうがないから荷物の整理とストレッチ、朝食、滑る準備を整えて、いざソルデンへ!
ソルデンはアパートから車で約1時間ほどの所にある。
まだプレシーズンなので全面滑走とはいかないが、山頂付近は広大な氷河に覆われており天然雪も積もっているため、既にハイシーズンなみの雪質と2km以上の滑走距離が楽しめる。
ゴンドラ1本分を滑り降りるだけで足はプルプル、しかも初日は特に足裏がきついんだよね。
そんなすっかり怠けてしまった林の体に早く雪上の感覚を呼び戻すためひたすらカーヴィングする。
当然、昨年のようには滑れない訳で、エッジがズレるわ抜けるわ大騒ぎです。
そういう不具合な動きを一つ一つ修正していくのが、初滑りな感じ?
でもそんな地道な努力も気にならないくらい滑ることって楽し〜〜〜〜〜!
雪の上をボードで自由に滑走する愉しさは何年滑っても変わらないもんだね。
しかも美しい青空、すばらしい景色の中で初滑り、もう最高です。
写真
広大な氷河の一枚バーン。通称:裏ソルデン。
2008. 11. 12
いきなりOFF
今日は天気が悪いという予報だった。
アパートあたりは雨、山は?
それでも滑れるかも知れないので6時過ぎには起きて準備してからゲレンデ状況をウェブカメラで確認すると、ガスで視界は思わしくない。
でももしかしたら回復するかもしれないので1時間ほど様子を伺っていると、なんとか行けるかも?ってことになって5人で山に向かった。
ソルデンはほんとに巨大なゲレンデでその標高差は約2000m!
麓の街からもゴンドラが出ているんだが、まだ運行していないため車で上部の氷河ゲレンデまで山道を登っていくことになる。
その山道にさしかかるころ雨は雪に変わってきた。
そしてゲレンデが見えるあたりまで登って見上げてみれば、上部は雪雲に覆われてゲレンデを確認すらできない・・・
『offですな』ということになり山道を戻って麓のソルデン街を散策してみた。
そこはまさにリゾート街なのでスキー、スノーボードのショップはもちろん、バーやレストラン、ホテル、スーパーなどが多く存在している。
テーブルダンス(ストリップ)なんてのもありますぜ。
朝なので開いている店は少ないが、夜はさぞ賑わった感じなのでしょう。
林は特に欲しいものがある訳でもないんでフラフラとスノーボードショップを見てまわり、早々に帰宅。
帰りの荷物が増えると思うと買う気が失せるんだよね〜。
さて、そろそろユーロに換金しないと懐が淋しいんで銀行へ。
今日はユーロが安くなってるみたいなので期待していったら、1ユーロ=126円と割安だったので2万円ほど換金しておいた。
『でも思ったほど安くないな〜』って思ってたら午後には123円になってた。
ちょっとタイムラグがあるみたい。気をつけないと。
オーストリアはどこの街でも銀行があるし、日本より手数料安く換金してくれます。だいたい手数料は2%前後かな。
大きなお店や町中はたいていのカードが使えますが、小さな店は使えないところやカードが限定されたりします。
わりとマスターカードが一般的かな?
さて、明日はキャンプ参加者の久保さん(琵琶湖バレー・バートンスノーボードスクール校長)が帰ってしまうということで、送別会を兼ねて夕方からインスブルックへお出かけ。
久保さんはインスブルックでSGのアルペンボードを4本ゲットしたようで、それをピックアップ。
かなりお値打ちだったみたいだし店員が親切で、税金還付手続きまでいろいろ世話してくれた。
税金20%だって!
アルペン4本分だと相当な税金だけに、ありがたいね〜。
ピックアップにかなり時間を要したが店をあとにして、今日のディナー「パパ・ジョーズ」へ。
ここのスペアリブが美味いんだ!
そして変わった形のビアグラス(写真)で乾杯!
ちなみにこれでハーフサイズ。
おいしいお肉を腹一杯いただいたら、まだ時差ぼけが残っていたのか速攻で眠くなっちゃった。
帰宅後もみんなはザッハトルテ(チョコケーキ)たべたりして盛り上がってたみたいだけど、林はひとまずお先に就寝です。
明日は滑れるかな?
2008. 11. 13
はいっ、本日も悪天候によりoffッス。
まあ元々みんなはoffの予定だったんだけど、もしかしたらパウダー食えるんじゃないかと期待してたんですがね。
さて、何しようかな?
外は雨だから散策は無理だし。
とりあえず超不定期更新の日記をまとめてアップ。
お、こっちが昼間なら日本と連絡とるのに都合がいい。
ってことで日本に残してきた妻とスカイプで2時間ほどお話。
こんなに離れた二人が無料で通話できるなんて、良い時代になったもんだ。
そしてアルペンライダーのタカに指導してもらいながら軽く室内トレーニングして今日は終了。
本読んでたらいつも間にか寝てた・・・
写真:昨日食べたスペアリブ。ほんと美味かった。
2008. 11. 14
今日は滑るぜ〜
早く寝たおかげで気持ちよく起床。
今日は滑れそうだ。
二日も雪ふってたんだからもちろんパウダーでしょう!
って期待していったんだけど、わずか30cmぐらいの積雪で昨日のうちに食い尽くされてたし、ほとんどピステかけられてました。
残念。
気を取り直して二日目のスノーボーディング開始。
本日の課題は前後の動き。
理想的なカーヴィング目指して地道に滑り込んでます。
それにしてもオレ今日は良い滑りしてんじゃない?
雪が柔らかいからか?エッジがしっかりとグリップしてくれるから上手くなったと勘違いしちゃう。
まあちょっと不整地や急斜面に行けばピヨピヨしちゃうんですがね。
勘違いしている勢いでゲートトレーニングでもしてみますか。
今日は工藤さんたちが大会前ということでスラロームセット。
見た感じは行けそうに思ったが、入ってみたら大変だった。
アルペンのラインに全くのせられなくてライン外れて落とされまくり。
山まわりで一生懸命踏ん張ってリカバリーの連続っす。
久しぶりにブーツが緩く感じましたね。
力で無理矢理ボードをコントロールしようとするとこう感じる事が多い。
まだまだ乗れていないという事ですな。
たった3本しか入ってませんがもう足はパンパン。
午前中しか滑ってませんがお腹いっぱいなんで帰宅です。
明日もスラロームセット、がんばろう。
2008. 11. 15
本日も快晴なり
土曜日なのでゲレンデは多くのスキー・スノーボードを楽しむ人々で賑わっている。
スノー関連のメーカーブースが開かれたりやライブなども行われていて、みなそれぞれスノーリゾートを楽しんでいる感じだ。
そんななか我々はスラロームゲートのトレーニングです。
週末はゲートトレーニングの方がある程度バーンを占有できるから混雑が無くて調子いい。
今日のゲートは昨日より旗門数を増やしてセットも難しそう。
そんなコースをタカはキレのある滑りで完走している。
見ていて気持ちのいい滑りだ。
大会に向けた調整は良さそうだ。
あんなキレたカーヴィングはフリースタイルに不可能だと思うが、ライン取りやリズムを参考にさせてもらって林もトライ。
前半の振り幅の少ない区間は調子よく行けるが、中盤からの斜面変化やリズム変化に対応できないので完走できず・・・。
もっとラインをラウンドさせて、さらにズレも使ってなんとか1本だけ完走できた。
まだ3日目だがゲートトレーニングのおかげで一気に滑りの感覚を取り戻せたように感じる。
フリーランじゃあんなにがんばってカーヴィングし続けるシーンは無いからね。
いい感じです。
おかげで体にはだいぶ疲労がたまってきている。
そろそろしっかりとコンディショニングトレーニングしないとね。
そこでさっそくアパートの近所をジョギングしてみる。
この辺りは谷間の村なので川が流れておりその周辺は牧草地となっている。
川にそって遊歩道なのかトレッキングルートなのか道があって、水の流れる音とチロルの山々、そして日本とは違った町並みを眺めながらジョギングが楽しめる。
過去にも走っている道だがこれが結構気持ちいい。
ゲレンデ麓のリゾートに滞在しないのは、こんな雰囲気が好きだからかもしれない。
明日はもう少し足を伸ばしてあのまだ渡った事の無い橋の向こうまで行ってみようかな?
2008. 11. 16
あれっ?
今日から1週間ほど工藤さんを含むアルペンライダー5人はアメリカ・カッパーマウンテンの大会遠征に出発する。
林を含む4人のキャンパーたちは工藤さんの引率なしでトレーニングに励む事になります。
んで年齢的に林が工藤さんの代理という事になりました。
面倒なことが起こらないことを祈ってます。
さて、早朝に遠征組を見送ってから我々も山に向かいました。
久しぶりの右側通行。オービスもあり。町中は減速。交差点はランナバウト方式。
(信号機は無く、道は円形の道に接続されており、この円形路を反時計回りに進み、行きたい方向の道に出て行く方式)
そんな感じで自己暗示しながら安全運転でいつものソルデンへ到着。
いつもレストハウスでブーツを履いてそこに荷物を置いて滑りに行くのに、今日はまだレストハウスが開いていない。
リフトの運行開始もちょっと遅れてる?
さらにはトイレの照明がつかなくて真っ暗、と出だしから調子が悪い。
なにか嫌な予感がしますね。
やっとスタッフが現れレストハウスが開き、トイレの照明をつけてくれるよう頼んで用を済ませて準備を整え、ずいぶん出遅れてゴンドラに乗り込んだ。
ゴンドラはいつものようにスルスルと登り始めたが10mも行かないうちに停止してしまった。
いつもならすぐに再始動するはずがなかなか動く気配がない。
そうこうしているうちにアナウンスが流れた。
「ナンタラカンタラ、エイコラサッサ、ビッテ!」
え〜ドイツ語で分かりません・・・(英語でも分かんないと思うけどね)
すると乗車待ちしていたお客が一斉にクアッドリフトに移動し始めた。
こりゃ当分動かないって事だな。
我々のゴンドラはドアさえ開けば十分降りれる高さにいるんだが、内から押してもドアは開くはずも無くどうする事も出来ない。
窓からどれぐらいで復旧するか尋ねると「10分後」とおっしゃる。
多分10分後に聞いても同じ答えが返ってくるパターンだな。
どうしようもないのでおとなしく中で待っていたら、10分よりは早く復旧した。
何時間も閉じ込められなくて良かった〜。
だいぶ時間をロスしていたが気を取り直して予約してある今日のゲートトレーニングバーンへ移動した。
するとそこには既に4組のチームがゲートをセットしており、我々がセットするスペースはすでに無かった。
このバーンは定員が4チームなのでどこかのチームが勝手にセットしてるのか?
英語もドイツ語もまともでない林には非常に厳しい状況ではあるが、しょうがないのでレースデパートメントに確認すると、我々を含む5チームすべての予約が入っているという事、つまりオーバーブッキングですな。
それからゲートをセットできるバーンを紹介してもらったものの、すでに時間をかなりロスしており、週末という事もあってリフト待ちも考慮すると大してトレーニングはできないと判断し、ゲートトレーニングを諦めた。
すべては朝から物事がスムーズに進まなかった事が原因だな。
こんな日もあるさ〜。
再度気をとりなおしフリーランすることにした。
ただリフト待ちが長いので大して滑る事が出来なかったが、今日から新しい長いボードに乗り換えていたので調子を確かめながら何本かビデオ撮影した。
ゲートトレーニングやここ数日の滑り込みで調子は上々ですな。
昼には山を降り、午後は残った4名でコンディショニングトレーニングとしてサッカーをしにグランドに行った。
いつもなら地元の子供たちがいるそうで、その子たちと一緒にサッカーをしていたらしいのだが、日曜だからか?今日はだ〜れもいない。
4人でサッカーは出来ないので、軽くパス回しのゲームして今日の食事当番を決める事になった。
林は人に食べさせるような料理は作れないんで負ける訳には行きません。
本気で走ってがんばりましたわ。
よって今日は食べるだけ〜。
写真
ソルデンも海外ゲレンデよくあるTバーリフトを利用しています。
これ乗ってると足が立派に育っていくんだよね。
もちろん6人乗りリフトやゴンドラも充実した近代的なゲレンデなんですが、Tバーって一般的みたいですね。
2008. 11. 17
ゲートセット
昨日は出遅れてゲートセットの場所が確保できなかったので、今日はレストハウスが開く前に準備を整えて早めにゴンドラで上がっていった。
そしたら上部は湿った細かい雪の舞うホワイトアウトぎみの視界不良で、しかもゴンドラはまだ中間駅までしか運行していなかった。
ここからではゲートバーンに行けないので、とりあえず滑れるバーンでウォーミングアップする事にした。
ただ、その滑れるバーンっていうのがこのゲレンデで一番斜度があると思われるひろ〜い急斜面でおまけに視界不良。
初級者にゃ絶対ムリなコンディションですね。
しかし幸いにも表面に浅く新雪がのっていて視界が真っ白の割に結構気持ちよく滑れる。
んで調子良く滑り降りていたら、端の方にあったモーグルラインに気がつかず突っ込んでいて、今シーズン初の転倒となりました。
久しぶりの衝撃にビックリしたが、ちょっと腰が痛い程度で特に問題はなし。
さて、ゴンドラもトップまで運行開始したのでゲートバーンへ移動することに。
場所は昨日と同じバーンだが今日は我々を含めて3チームのみで一安心。
お隣のスキーチームもジャイアントスラロームなのでセットするのにゃ問題なさそう。
まあ問題があるとすれば林がまともに旗門セット出来るかどうかですね。
とりあえず隣のセット間隔を参考にスノーボードで回れるであろう振り幅でセットしてみた。
林は過去にロープを使って距離を測りながらゲートセットしたことが3回ぐらいある程度で正直不慣れなんですわ。
んで試しに滑ってみると、まあ問題ない程度のベーシックセットに仕上がっていた。
後半の落ち込みでちょっと縦に落としすぎたかもしれんが、スピード感あってオレ的にはok。
今日の課題として『丸いターン』を心がけるよう指示し、みんなで午前中いっぱいトレーニング。
交代でビデオ撮影して、アパートに帰ってからビデオクリニックしました。
こうやって日々滑りの良いところ悪いところを映像でチェックし、より理想的な滑りのイメージに近づけていく訳です。
(楽しく滑って遊んでいるばかりじゃないんですってば!)
林はフリースタイルですが、アルペンレーサーたちに混じってゲートトレーニングするのが好きですね。
写真
先日外食したときに注文してた変わったビアグラスの『フルサイズ!』です。
見た目のまんま飲みにくそうでした。
2008. 11. 18
INTELLIGENCE BX 167
今日はみんなの体調を考慮してoffにしました。
毎日滑っていると疲労がたまって滑りに影響したり、集中力がなくなって怪我しやすかったりする場合が多いので、長期間滑る場合は無理せず休息日を作る方が良い。
さてここ数日、HSDの『INTELLIGENCE BX 167』に乗っているんですが、思いのほか調子がいいですね。
昨年までは162を使っていて、これに比べて長さ、ウエストなどがアップしており動きが悪いんじゃないかと考えていたんですが、完全に予想を裏切られました。
ウェストが広がった分、足の小さな林にとってエッジをたてるのにパワーが必要になりますが、しっかりと運動して体軸を使ってやれば容易にエッジは立って素直に旋回を開始してくれます。
またエッジの接雪長が長くなった分、ハイスピードの深回りでエッジがずれにくくなり安定して急斜面を落ちていく事が可能。
インテリジェンスチップによる振動制御も、167が最もバランスがとれているのではないかと感じています。
直滑降での加速も167の方が良いでしょう。
まだウェーブやキッカーなど上下の動きを確認していませんが、トータルして考えると、今年の勝負板は167かな?
当分これに乗って滑り込みするつもりです。
2008. 11. 19
Piburger See
朝、山に上がってみると少々風が強く吹き付けて肌寒い。
そして今日予約していたゲートバーンはガスに覆われて視界不良だった。
そこにゲートセットするか悩んだ末、視界の良い下部のゲレンデでフリーランする事にした。
そこでも太陽が隠されると雪面が見づらく緊張感を強いられる滑走だったが、各自課題をもって良いトレーニングを行う事が出来ていたようだ。
林も徐々にスピードと可動域を増やして調子を上げていった。
山を下りて昼食をとって午後からは先日気になっていた川にかかる橋の向こう側に行ってみることにした。
橋は人が一人通れる程度のもので川沿いの岩場に張り付くように設置してあった。
注意書きには「危ないから一人ずつ歩いて渡れ」みたいな事が書いてある。
(まあドイツ語分からないんで適当・・・)
ちょっとアドベンチャー?
まあ踏み板が抜けるようなアトラクションもなく、普通に渡れてしまいましたけどね。
そして道はさらに続き分岐も多く存在していた。
とりあえず時間的に1時間以内で往復できそうな行き先表示に従って進んでいったが、その中の『See』という表示が気になった。
見晴し台とかのビューポイントかな?
そう思ったら急にそこへ行きたくなったので、そのトレッキングルートを登っていくことにした。
道は苔が辺り一面を覆っている緑の森の中を通っており、緩やかにアップダウンしてトレイルランニングにはちょうど良く、とても気持ちよく走れる。
そしてアパートを出てから30分ほどで『Piburger See』という湖にたどり着いた。
『See』は湖なんですね。
そこはチロルの岩山に囲まれたとても静かな場所で、水面は鏡のように落ち着いて景色がきれいに映り込んでいる。
水も透明度が高く魚もいっぱいいる。夏は泳ぐこともできるみたいだ。
こんな気持ちのいいところを走らないで帰れるはずも無く、まもなく暗くなる時間だったがペースを上げて湖を一周走ってみた。
カメラを持ってこなかったのを悔やむほどのきれいな景色を眺めながら走るのはほんとうに気持ちがいい。
そして暗くて道が分からなくなる前に帰る事にした。
途中、インフォメーションでこの辺りのトレッキングマップをゲット。
これで次のランニングルートを検索するのだ。
やっぱり楽しみながらのトレーニングが良いね。
2008. 11. 20
出遅れた
いつものようにゲレンデへ上がり、相変わらず開くのが遅いレストハウスや電源の入っていない真っ暗なトイレに手こずりながら、滑る準備をし今日もゲートバーンへ向かった。
すでにスキーとスノーボードの2チームがセットを開始していたが、スノーボードチームはどこかのナショナルチームのようで狭いバーンにデュアルでセットしているため我々のセットする場所が限られている。
少々出遅れてしまったようだ。
明日からはもっと早くゲートセットに出発しないと。
仕方なく一番端にセットしてみたが距離がもの足りない。
しかも振り幅を大きくとりすぎて厳しいセットにしてしまった。
あまりに手強かったので途中何カ所か修正しなんとか滑れるセットになったが、まだまだ経験が足りないようだ。
それにしても今日は風が強くて寒い。
風に強いはずのTバーリフトが低速運転している。
そろそろ天気が崩れてくるのかな?
2008. 11. 21
ホワイトアウト
昨日出遅れたので今日からは少し早めにアパートを出発する事にした。
しかし町中は生憎の雨模様。
空を見上げると雲が低くのしかかりソルデンがどこにあるか分からない状況。
以前offになった日より天候悪いかも?
不安に思いながらも山道に入ると道は白く雪で覆われており、スタッドレスを履いた2輪駆動のVWパサートはトラクションコントロールを駆使しながらなんとか登ってくれた。
そして山道中間地点のゲートに来たらロードクローズで、何台かの車がゲートオープンを待っていた。
除雪が追いつかない場合にはよくこうなるそうだ。
15分ほどしてゲートは開いたが、果たして滑れるのか?
視界も悪くガードレールの無い雪道に更なる緊張を感じながら慎重に登りゲレンデに到着すると、細かめの雪が横向きに吹雪いてホワイトアウト状態。
日本ならコース脇に木々があるのでなんとか滑る事が出来るかもしれないが、ここは氷河なので空が白くなってしまうと視界すべてが白なんですね。
しかもゲレンデが広いだけに目印が無くてフラフラしちゃう。
滑る前から戦意喪失。
ゲートセットした方が滑りやすいんですが、多数決でoffに決定。
無理して怪我してもつまらないんでね。
帰っても雨時々雪でジョギングは出来そうにないんで、バランスボールでトレーニング。
3人でそれぞれバランスボールに乗って空気入れ(ボールの代わり)をパスし合う。
これが結構下半身と体幹のトレーニングに良い。
みんな競技者だから負けず嫌い、まあたいがいエスカレートするんですよね。
バランスボール上に立とうとして床に落ちたりとかさ。
よって結構良い汗かきましたわ。
それでも暇なんで地下の倉庫にある過去のキャンパーたちが残していった本を物色していたら、3年前に残していった林のバックパックを発見!
中に残っていたのはテーピングぐらいでしたが、ちょっと懐かしかった。
そうそう、今日のユーロ換金レートは120円!
とりあえず1万円分換金したが、どこまで下がるのやら?
魅惑の110円台来い!
あら?アパート前も雪積もってる!
明日山上がれるかな?
2008. 11. 22
大雪
昨夜から降り続いた雪は朝になっても衰える事は無く、辺り一面を真っ白に包んでしまった。
除雪はまだ行き届いていないが、もしかしたらパウダー?なんて微かな望みを持ちながら凍り付いたフロントガラスをお湯で溶かし山へ出発した。
(このお湯でフロントガラスを溶かすのとか屋根の雪下ろしとかって本格的なシーズン到来を感じません?)
さてこちらの道路事情なんですが、みんなよく飛ばします。
一般道を80km/hぐらいで走っているとガンガン追い越しをかけられます。
高速では120km/h以上で走っていても、ものすごい速度差で追い越しかけられます。
200km/hぐらい出してますね、間違いなく。
山道にいたってはヘアピンコーナーでも追い越しかけられるほど・・・
みんなレーサーなんでしょうか?
しかし横断歩道やトンネルなど速度規制のきびしい所はきっちりフルブレーキングしたりとメリハリがありますね。
今日はそんな飛ばし屋な人たちもさすがに追い越しがかけられないほど道には雪がついており、いつも以上にゆっくりと安全運転でソルデンへ走っていった。
そして約一名がトイレに行きたいということで、麓のインフォメーションに寄ってついでにゲレンデ状況を確認すると『氷河のゲレンデも道もクローズ』とのこと。
ただし『下のゲレンデが10時ぐらいに開くかも?』ってことなので、街ブラしながら2時間ほど待っていた。(もう街ブラも飽きた・・・)
今日は土曜日なのでスノーリゾートを楽しみに来ている人たちが街には多く滞在しており、みなカフェでくつろいだりショップを覗いたりして暇を持て余しているようだった。
そして10時過ぎにインフォメーションへ改めて確認しにいったら『今日は強風と雪でゴンドラ動かないしスキーできないよ。ムリ!』って言われちゃいました。
まさかのクローズ、また2日連続のoffですわ。
しょうがないので雪道を帰ろうとしたら車のワイパーが動かない。なぜ?
いろいろ試してみたが全く動かない。
ボンネット開けようにもレンタカーでレバーの位置が分からない。
やっとボンネットを開けて確認してみるとワイパーの根元がガッチリ凍り付いていました。
帰れないかと思ったよ〜。
こういったちょっとしたトラブルって海外旅行につきものですね。
むかしニュージーランドでディーゼル車にガソリン入れて大変だった事を思い出しました。
さて、今日は何してすごそうか・・・
写真
林は料理しない人なんですが、珍しくいろいろ調理しています。
これ今日の夕食。野菜いっぱいのスープと照り焼き(っぽい)チキン。
味はまずまずかな?
2008. 11. 23
キター!
昨日雪でクローズだっただけにパウダーでしょう!ってことで、いそいそとゲレンデに向かいました。
しかし山道に入ると除雪が十分ではなく車が思うように登っていかない。
今日乗っているのはワンボックスのレンタカーで、タイヤはマッド&スノー。
スタッドレスに比べると全然ダメですね。
結局途中で登れなくなり引き返す事に。
しかし麓からゴンドラでも上がれるので行ってみると、まだ運行していない。
インフォメーションに確認すると9時ごろ開始らしいので、またもや街ブラ。
そろそろ飽きて来たね・・・
そして待望のゴンドラ運航開始!みんな急いで準備して乗り込んだ。
麓まではまだ雪が薄くて滑って降りられそうにないが、上の方は十分な降雪がある。
もう一本クワッドリフトを乗り継ぐと、そこにはパウダーが!
我先に!って感じで少々焦りながらながらビンディングを装着しドロップ。
スネ〜膝ぐらいのパウダーで所々岩にヒットしてしまうが、たのしい〜。
フワッとした浮遊感、エッジというより滑走面でターンする感覚が何とも言えない気持ちよさなんだよね。
しかも今日オープンしたバーンは緩急起伏に富んでいて面白い。
さすがに日曜なのでリフト待ちは長蛇の列だが、パウダーが残っているうちは早よあがって滑らにゃ。
徐々にほかのリフトも動き始め、ほかのバーンにあるパウダーも頂いた。
そして昼になる前にだいたいのバーンはボコボコに。
みんな滑りに満足したので早々に下山した。
楽しい滑りの後は、岩を踏んでしまったエッジを研ぐことに。
クロスに使うボードしか持って来てないからしょうがないか・・・
2008. 11. 24
そして氷河でも
キター!
今日は上部の氷河ゲレンデが開くらしい。
この2日間クローズしていたはずなので、正面の急斜面には十分に降り積もったパウダーがあるはず!
山道は相変わらず除雪が甘いのでチェーン装着し、パウダーを期待して登っていった。
ゲレンデに到着するとゴンドラはまだ準備が完了していない。
相変わらずレストハウスも開いていないので、車内で『大富豪』して暇つぶし。
これ雪山にはつきものですね〜。
そしてゴンドラより先にクアッドリフトが運行開始したので、急いで乗って目的の急斜面にドロップ。
しかし視界不良でイマイチ飛ばせない。
それに期待したほどパウダーも深くはなく底付きする感じだ。
仕方が無いのでコース外の深い部分を岩の心配をしながら数本滑り、少々物足りない感じがしたが、これ以上は楽しめないし練習も出来そうにないので早々に下山。
午後は新たなキャンパーがやってくるということで、空港に迎えにいくついでにインスブルックへお買い物へ出かけた。
すでに町中はクリスマスに向けてイルミネーションがあふれており、出店などもあって平日にも関わらず賑わっていた。
いろいろ見て回ったり出店で買い食いしたかったが、あまり時間がないのでスワロフスキーへ。
オーストリア・チロル地方発祥の有名なクリスタルブランドですね。
ここで妻へのお土産を物色。
良さそうなものはいろいろあるが、それなりにお値段が・・・
そのなかでもこれなら妻が喜ぶかもしれないモノを見つけたので、ちょっと頑張ってご購入。
ユーロ安じゃなかったら手が出なかったかも?
これで安心して帰国できますわ。
もちろんまだまだ滑りますけどね。
2008. 11. 25
マイナス16℃
寒いっす。
このところ毎日-10度以下で今日は-16℃・・・グローブはカッチンカッチンやぞ。
つま先ちょっと痛いね。
でも天気は良好。
チロルの山は今日もきれいだ。
さて、久しぶりに工藤さんの張るジャイアントスラロームセットで今日もトレーニングです。
バーンは新雪後の圧雪でつなぎ目が荒い。
ゲートの中を滑っていてもそのつなぎ目でバランスを崩しそうになる。
当然そのあたりが荒れてくるのでクロスのトレーニングとしてはちょうどイイかも?
しかも長めのコースだったから足はパンパン、呼吸も苦しい。
疲れました。
午前中ガッツリ滑り込んでから、珍しくゲレンデで昼食をとる事に。
みんなはお弁当を作って来ていたが、林はゲレ食(ゲレンデのレストランなんかで食べる事ね)たべたかったので、ウィーナー・シュニッツェル(カツレツみたいなの)を注文。
こちらでメジャーな料理なんで一度は食べておかないとね。
贅沢なゲレ食に満足したら午後はフリーランしに裏ソルデンへ。
タカと一緒に滑りにいったんだけど、ちょこっと残っていたパウダーに誘われてフラッとドロップ。
速攻でタカとはぐれました。ごめんね〜。
久しぶりに今日はよく滑った。
アミノバイタル ビッテ!
2008. 11. 26
豚丼
今日も午前午後ともに滑ってクタクタです。
帰りにソルデンでブーツを加熱成形する人、新しいブーツを探す人などがいて帰るのが遅くなってしまいました。
初めて夕方のソルデンの街を見たのですが、みんなバーの前にスキーなどを置いてウェアーのままで飲んでましたね。
スノーリゾートっぽくてちょっといい感じ。
じゃオレも!って飲みにいくような時間的余裕は無く、おとなしく帰宅ですわ。
気がつくとアパート近くの大きな木にイルミネーションがついていた。
徐々にクリスマスムードが高まってきているようです。
残念ながら12月早々に帰国するので、海外のクリスマスを味わう事が出来ませんが、いい雰囲気なんでしょうね〜。
キャンパーで長期滞在の人は年明けまでいるそうなので、ちょっとうらやましいかも。
来年は夫婦で来られたらいいな〜。
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晩ご飯の豚丼。北海道で食べた豚丼をイメージして適当に作ったんだが・・・
味を採点するなら60点ぐらいか・・・微妙。
2008. 11. 27
疲れたまってきた
毎日なんだかんだと寝る時間が24時をすぎてしまう。
しかもこのところ毎日ゲートトレーニングなんで足が疲労で重くなってきた。
でも滑り出すと不思議といけてしまう。
イイ足出来上がってきてんじゃないの?
今日のゲートバーンはTバーリフトが長くて、さらに雪が柔らかくてコース内が荒れて踏ん張る事が多かったので特に疲れた。
ほんとは午後も滑るつもりだったけど、疲れてレストハウスで寝てしまった。
でも滑れるのもあと数日だと思うとoffする気になれなくってね。
帰国する前日まで滑るつもりです。
そろそろ食材を使い切る予定で献立を考えないと。
日本にいた時より運動している分よく食べてますね。
今日は昨日タカたちが食べていたポークリブのあばら骨を頂戴し一晩煮込んで豚骨スープを作ってみた。
そのスープとアジア食材店で購入した『出前一丁』と冷凍餃子を使って、ちょっと贅沢なインスタントラーメンを作ってみた。
さすがにしっかり煮込んだ豚骨スープのおかげでインスタントとは思えない濃厚な餃子入りラーメンになりましたわ。
オーストリアではわりとどんな食材でも手に入れる事が出来ますね。
醤油はメジャーなスーパーならキッコーマンがおいてあるし、パック寿司なんかも売ってましたわ。
さすがに納豆と豆腐は売ってるのを見た事ありませんが。
さて、今日は早く寝よう。
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晩ご飯シリーズ。
今回はステーキ。焼くだけ簡単。かかっているソースも既製品の粉末から作るタイプ。スープは先日の豚骨スープをミネストローネ風にアレンジ。
珍しく自分で作って美味しいと感じた夕食でした。
2008. 11. 28
貸し切り?
このところ晴天続きだったが、今日は久しぶりに怪しい雲行きだ。
工藤さんたちアルペンライダーは週末の大会に向けてoff、フリースタイルと一部のアルペンライダーで山に上がってみた。
すると思った通り雪が降っていて空と雪面が同化して視界が悪い。
滑るかどうか迷ったが昨日山の上に置いていったゲートの道具を回収しなければならないのでとりあえずあがってみた。
するとフリーランすら困難な視界でまともに滑れない・・・
お客もまばらでこの広いゲレンデで我々しか滑っていないのではないか?と思うほど。
ネガティブな気持ちだったがゲートセットしたら意外と滑れそうだったので、思い切ってゲートトレーニング開始。
しかし時間が経つにつれ吹雪が強くなりそこにいる事が辛くなってきたので、あまり滑っていないけど撤収した。
そこからはTバーリフトで一度上に上がってからしか駐車場に帰れないはずなので、中間部のリフト乗り場まで行ってみると既に吹雪でクローズしているではないか!
もしかして帰れない?
って思ったら連絡通路(というよりただのコース外?)で駐車場に出られそうだったので、そこを通って無事に帰ってこられた。
もしゲートの撤収前にリフトがクローズしてたら大変な事になっていたかも?
そしてゴンドラもクローズして氷河のゲレンデは全面クローズとなった。
長年ソルデンに通っている工藤さん曰く『ソルデンは滅多にクローズしない』ということなんで、今年は結構天候不良なのかも?
どのみち我々はもう滑る気が失せていたのでおとなしく帰宅しました。
滑れる日はあと3日。
あっという間だね〜。
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氷河のゲレンデで曇ってしまうとこんな感じ。
日本みたいに木が無いから斜面を把握できなくてフラフラするんだよね。
2008. 11. 29
The day!
今日ソルデンに上がるのはフリースタイルの3人だけ。
ほかのアルペンライダーたちは早朝からレースに出かけていった。
山の方角にはガスがかかっていてコンディションは怪しい。
3人ともだいぶ疲労がたまっているので、イマイチならoffにしようか悩んだが、とりあえず山に行ってみてどうするか考える事にした。
そして麓のインフォメーションで確認すると、山道は現在クローズで開くかどうか今は分からないらしい。
ちょっとあきらめムードが漂ったが、下部のゲレンデはオープンしており今まで開いていなかったゴンドラやリフトが運行開始しているので、とりあえずゲレンデの様子を確認しに麓からゴンドラに乗っていった。
するとゲレンデは快晴の青空、しかも昨日の吹雪でパウダーになってるじゃん!
しかもゲレンデに人もまばら。
混雑する前にパウダー喰っとかないと!
新雪に隠れた岩の心配もあったけど、だれも滑っていない広くて長いパウダーゾーンが目の前に広がっていたら飛び込むしかないっしょ。
今日からオープンしたバーンもあるから、誰も入っていない場所がいっぱいあってかなり楽しい。
調子に乗って岩にガリガリ当ててしまったが、今回の遠征で最高の一日でしたね。
そして今季まだ行っていない頂上(ソルデンには3つの頂上があって、それぞれにゲレンデが広がっている)に行ってみると、頂上に展望台とレストランがあった。
雪化粧したチロルの山々をしばし眺めていたらガスがかかってきた。
ちょうど腹もへってきたしそこのレストランで食べる事にした。
快晴の中パウダーを楽しんでゲレンデで食事&beer、最高ですね。
ランチに満足して滑り降りようとすると視界不良のボコボコバーンで、かなり苦労しながらヘロヘロになって降りてきた。
でも、イイ一日だった。
疲れたのでアパートに帰って大きなバケツにお湯ためて足湯しました。
バスタブなくて毎日シャワーばかりなので、コレかなり癒されますね。
これで明日も気持ちよく滑れそうだ。
2008. 11. 30
筋トレ?
のこり2日の滑走を楽しむべく今日も山に上がった。
昨夜も雪が降っていたようで山道はクローズ、また麓のゴンドラから上がっていくことに。
上がってみると昨日ほどではないがパウダーが積もっているんで、またありがたくノートラックを頂くことに。
ただ緩斜面がまだ圧雪されていないのでルートを誤るとパウダーの中で止まってしまいラッセルすることもしばしば。
足疲れる・・・
さすがに日曜だけあって数本滑るうちにパウダーは喰い尽くされてしまい、ボコボコの不整地だらけになってしましました。
さらに足疲れる・・・
こちらでは営業時間中でも、滑っているお客におかまいなくピステンが運行しゲレンデを圧雪していきます。
しかも5台が斜め横並びで一気に広い面積をグルーミングするんですよ。
さすがに目立つから轢かれることは無いけど、連絡通路などの細いコースで下から上がってくると轢かれそうになるんでビックリします。
事故とか無いんかな?
どうやら夜に雪が降っているときは営業終了後に圧雪するのではなく、翌日の朝に作業するみたいですね。
でも朝の圧雪だと雪面が締まらないので柔らかいんですよね。
パウダーじゃないのならある程度締まった硬いバーンの方が好きなんですが、今年は柔らかいな〜。
それにしてもこのゲレンデ、ピステン何台所有してるんだろ?
確認しただけで15台ぐらいはあったから、実際にはもっとあるのかも?
面積広いから数必要なんだろうが、わりと新しくてイイやつ使ってるんだよね。
ソルデン儲かってますな。
新雪と不整地に疲れてしまったので11時前には下山しました。
あと滑れるのも1日のみ、ちょっと寂しい気もするが日本のゲレンデも続々オープンしているみたいだし、今年からは日本で待っている人がいるから早く帰りたい気も。
あ、パッキングめんどくさいな〜
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これがヴィーナー・シュニッツェル。
薄めにたたきのばした豚肉(本来は仔牛の肉らしい)のカツレツ。
ここのレストハウスのものはデカかった!