2004. 10. 13
旅立ち
今年もオーストリアに行く。もちろん観光ではないしビジネスでもない。スノーボーディングである。夏滑らなかっただけに待ちに待ったという感じ。
準備もいつもより早く取りかかっていたのだが肝心の滑るためのアイテム達が手元に届いていなかったため、パッキングはいつものようにギリギリで完了したのである。
今回は預け荷物35kgでオーストリア航空に挑戦。最近重量規制が厳しいという噂なので抑えめにしたのだが、成田では全くおとがめ無しでクリアー。勿論機内持ち込みは10kgオーバーで有ることは言うまでもない。
昨年の「豚ショウガ焼き定食」を食べていて飛行機の出発を遅らせるという失態を繰り返さないよう早めに搭乗。問題なく出発できた。
機内では隣席の日本の御婦人との会話を楽しんでいるうちにウィーンに到着。殆どノーチェックでないかという程やる気のない入国審査(パスポートを一瞥しただけで何も聞かれない)を済ませ、国内線でインスブルックへ到着。小嶋アカデミーのお迎えで懐かしのWentzに帰ってきた。
宿は昨年同様ガヴィーさんのアパートで当分は独りぼっち。超快適です。荷物片づけビールで独り乾杯!移動完了。
こうして達のスノーシーズンが始まった。疲れた・・・。
こんな感じで今年もダラダラ日記書いていきますので、お暇つぶしに覗いていってください。NET環境が別宅でのダイアルアップの為、更新は不定期ですので悪しからず。
叱咤激励はメール(mail@tatsu884.net)にて宜しくお願いいたします。
2004. 10. 14
オーストリア初日
昨夜はなんだか寝付きが悪くて、変な夢ばかり見ていたような気がする。
8時に起きると谷間の村は霧がかかって気持の良い景色だった。
今日は移動の疲れをとるのと時差調整でゲレンデには行かないでOFF決定。朝食にセンメル(こちらで一般的な丸いパン)で作ったサンドイッチ食べて、お散歩をかねて買い物に出かける。
まずは銀行に行ったんだけど昼休みで開いてなかった。田舎町なので大体のお店が12〜14時は休憩らしい。気を取り直しスーパーにお買い物に出かける。買うものは色々有ったけど小さなバッグしか持ってこなかったので必要最小限のモノだけ買うことにした。
こちらのスーパーではビニール袋くれないのよ。基本的にバッグ持参です。VISAカードが使えました(結構カード使えない店が多いのだ)。帰ってからNET接続も完了しメールできて一安心。バインディング調整して滑る準備完了。明日は初滑りじゃ。
今回も旅のお供に小説を数冊持ってきた。行きの飛行機の中では伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」を読んだ。この作者の作品は初めて読むがサクッと気持ちよく読め、非常に面白いサスペンスだった。ちょっと京極堂に通ずるモノがあって好きなタイプだね。毎度ながら友人田仲氏のセレクトに感謝なのです。
次に読むのは京極夏彦「塗り仏の宴」。おやっ?と思った人、鋭いですね。そうです昨年もオーストリアで読んでいたんです。実は前編だけ読んで後編読んでいなかったの。当然あんな分厚い小説(タウンページサイズ)の内容を覚えていないので最初から読みなおし。
当分これで楽しめそうです。
2004. 10. 15
初滑り
まだ時差の影響を受けているらしく夜中に目が覚めてしまう(日本-7時間)。寝直して7時起床。ストレッチ、ジョギング、軽い筋トレの後、朝食。念入りにテーピングを施し、いざピッツタールへ。
ケーブルカー(以前火災にあったヤツと同型らしい)に乗って快晴の雪山に到着。やはりまだ雪は少なく所々地面が出ている所もあるが滑走に問題無し。怪我した膝が不安だったがTバーリフトは問題なく乗れた。最初の1本目は久しぶりの雪の感触を確かめるように、ゆっくりと流してみるとチョット膝が痛い。もしかしてヤバイ?と思いつつも2本目にトライ。ポジションに気をつけてもう少し荷重を掛けてみる。すると膝の痛みは無くなり少し安心。ビクビク踏んでいるから膝に力が入らなくて痛かったようだ。
数本滑るうちにマテリアルの感触も体に馴染んで余裕が出てきた。
初日なので程々にして下山しIMSTという街に買い出しに出かけた。新しいショッピングモールが出来たらしいので行こうと思ったら、その前の道路が工事で全然進まない。こちらの交通規制の人は怠慢で片側交互通行で5〜10分は平気で止めたままにする。でも誰もクラクション鳴らしたりしない。オイラは待ちきれず諦めていつものHofer(安いスーパー)に行きましたとさ。
右側通行は緊張するぜ。
2004. 10. 16
独りぼっち
今日から他のメンバーはワールドカップのためソルデンに行ってしまったので、達は独りでゲレンデにいきました。
ゲレンデまでは車で30分ぐらい。カーステにiPODつないで気持ちよくドライブ。
今朝は少し冷え込んでいてゲレンデに着いたときは小雪が舞い風も少し吹いていた。昨夜の積雪は3〜5cmぐらいかな。下部の石はだいぶ隠れてきた。昨日と同じバーンでバインのセッティング変えながらフリーラン。ゴンドラ乗ってトップ(3440m)にも行ってみた。岩山と氷河に囲まれた美しい景色にしばし滑るのを忘れる。トップからは急斜面で少々荒れていて、まだ足慣らしのオイラにゃチョイと手強かった。
体がまだ高度順応していないので、昼には下山しNEWショッピングモールにリベンジ。スポーツ用品、薬局、スーパー、衣料店、靴屋、ディスカウント店、バーと色々あって買い物を満喫しましたわ。晩メシも独りなので久しぶりに料理してみた。基本的に「加熱のみ」がオイラのスタイル。本日のメニューはパスタ&ベイクドボテト。もちろんパスタソースもポテトも既製品です。
独りの時間が長いと独り言が増える・・・。
2004. 10. 17
NEW SNOW
朝のジョギングに出ようとすると雨が降っていた。もしかして山は雪?と期待してTVのゲレンデ情報を観ると映像は真っ白で良く分かんないけど間違いなく雪。
はやる気持ちを抑えてキッチリ朝のメニューをこなして山へ向かうと、新雪が15cmほど積もってる!がしかし来るのが少し遅かった。すでにボコボコになってたのね。滑ってみると昨日までのセッティングでは巧くバランスが取れないし膝が痛い。どうやら板の上でポジションが決まっていなくて運動が出来ていないみたい。こんな時は運動しないスタンディング状態でターンして良いセッティングを探す。
雪降る中、2時間程フロント・バックが同じようにキレるセッティングとポジションを探し良いところを発見。膝も痛くない。昨年までのセッティングは膝に負担が大きかったようだ。やっぱり膝とつま先は同じ方向に向く方が運動しやすいし膝に負担がない。(参考までにスタンス52cm、前18度、後6度、ハイバック前傾前後共2)このイイ仕事に満足して今日は終了。
家に帰って昼飯食べたら急に眠気が・・・1時間程眠るつもりが起きたら19時。疲れが溜まってきているみたい。リフレッシュするためにバランスボールでのストレッチと低周波治療を行う。
腰と膝の調子が良くなったら腹減った。メシくって早く寝よう。
写真:近所の猫。よく他の猫を襲っている。警戒心強い。
2004. 10. 18
寒い
今日は日曜で混むからOFFにしようかと思ったが、少しでも滑って体を慣らそうと思いまた独りでゲレンデに向かった。右側通行にも慣れ景色やドライブを楽しむ余裕が出来てきた。
谷間の村を通りながら登っていくんだけど、道から離れた凄い高いところに家が建ってる。車じゃなきゃ行きたくないような坂道を登った急斜面に。たぶん水道、電気、電話は通っているはずだ(こっちはガス使わないみたい)。あんな所に家建てる方もおかしいが、そこにライフライン通しちゃう方もどうかと思う。
そんな事を考えながらゲレンデ到着。風が時折強く吹き雪も舞う冬っぽい天気。気温は-5度だけど寒く感じた。インナーは長袖にするべきだった。ネックウォーマーで我慢して滑る。リフトは多少混んではいるが、まだシーズン初めなので5〜10分待ちぐらい。今日はフラットを作る練習、これ基本ね。バックサイドで腰の位置が決まらない。高めのポジションで乗りたいが安定しない。今後の課題です。
コントレ(コンディショントレーニング)で牛たちのいる牧草地を赤いTシャツで走るのは緊張する〜。牛たちの視線が熱い!「モオ〜」って鳴いただけでダッシュしてた。
写真は今日の朝食。なんか美味しそうだから撮ってみた。
2004. 10. 19
早起き
今日の出発は7時45分。
膝の為にウォーミングアップやらテーピング、朝食など考えると2時間前には起きなければ間に合わない。
余裕を持って5時に起きてみた。普段の達では考えられない早起きである。真っ暗な中でのジョギングも悪くない。
今日はバックサイドの練習。
切り替えから谷回りまでで板に圧がたまらないから十分曲がらないし安定しない。問題は切り替え時に腰を移動させる方向というのが判明して気持ちよく滑れるようになった。膝も痛くない。かなりご満悦かな。
帰ってから大事なテーピングの調達に薬局、病院と訪ね回るが「大きな街に行け」という回答しかなかった。先日一番近くの大きな街では殆ど取り扱いがないことを確認済みなので正直困ってます。
最終手段は日本からの郵送だな。高級テーピングになっちゃうよ・・・。
2004. 10. 20
お疲れ?
今日も朝一番の電車(ケーブルカーね)に乗るため早起きである。
ちょっとツライ。
だいぶ疲労もたまっているかもしれない。そろそろOFFかな?
テーピングが不足してきたのでケチって巻いてみた。これ早くなんとかしないとね。
ゲレンデは小雪の舞う曇り空でそれほど寒くはない。
朝一はバーンがきれいで気持ちよく落ちていける。雪も落ちついてきて程よい硬さ。でも滑ってみたらやっぱり疲れを感じる。明日はOFF決定じゃ。
このところ独りで滑ってばかりで特にTバーでヒマ。よって今日はiPODで音楽聞きながら滑ってみた。周りの音が聞こえないのって不安だったんだけど、日本ほどゲレンデが混んでないから問題なかった。
雪山には意外とジャズが合ってる?
写真:今年の携帯ツール。毎年ホームセンターで物色するのが達の習慣?
長所は+がNo.1〜3まで同じビットで使える所。そして安い(680円だったかな?)。
短所はコンパクトすぎて力が入れにくい。グリップがラバーだったら最高かも。
2004. 10. 22
休息&雨
昨日はキッチリOFF。
昼近くまで寝て、暖かい日差しの中チロルの山を眺めつつ読書して過ごしました。
気持の良い一日で時間がゆっくり流れているように感じた。
小嶋アカデミーの皆さんはオランダ・ワールドカップ(室内)に行ってしまったので、居残りの4名で山に上がった。しかし妙に暖かい。
ゲレンデに着くと雪がかなり減ってる!どうやら昨晩雨が降って溶けてしまったようだ。地面が出かかってる部分も出現。雪は水分を含んで固まり更にピステが荒い。ちょっとビビリ入って腰が逃げちゃうのを頑張って内側にねじり込んで板を押さえる。う〜ん手強い。
雪面と格闘していると雨が・・・さらにガスが・・・そして視界は無くなった。
え〜下山です。
もう一度IMSTにテーピングを探しに行く。
今まで行ったことの無かった街の奥に行くと、石畳の街並みがあり色々なお店が並んでいた。その中に白衣を着た店員の居るいかにも薬局!っての発見。エラスティック(ストレッチ)テープが有るか聞くと、それらしきモノを出してきたがイマイチ使えなさそうだった。ノンストレッチは約700円で売っていました。こっちではテーピングは固定することメインで使うようだ。断念!日本から取り寄せだな。
写真:トレーニングアイテム購入。あとストレッチマットも欲しいな。
2004. 10. 23
快調!
朝のジョギングに出ると霧のような雨。やな感じ。
太陽が出ても曇ってどんよりした空。山は雲が抜けてることを信じて出発。
今日は残っている小嶋アカデミーの人もOFFが多くて、行ったのは寺尾アヤちゃんと達の二人だけ。ゲレンデは思ったより視界も良く滑るのに問題なし。
今日は新しいイメージのバックサイドを試す。おおっ!調子イイ。膝も痛くないし雪面にたたかれても耐えられる(ヒント:前膝の使い方が以前と逆)。すると今度はフロントが乗りにくくなった。これよくある事。バックサイドのおつりがフロントに影響しているだけなので、すぐに対策完了。かなり気持イイかも。
本日の滑りに満足して13時の電車で下山。
かなり腹減ったから昼からポークステーキ焼いてみた。勿論味付け済みの真空パックのヤツね。あとピザとコーンポタージュ。
下界は快晴で気持の良い日差しを浴びつつ贅沢ななランチを満喫。
昼寝でもするべ〜。
写真:今日のゲレンデ。所々雪が黒っぽくなっているのが判るかな?
2004. 10. 24
晴天そして混雑
今日は土曜日。天気も良いし一人でゆったり山に向かった。
駐車場にはかなりの車が有り混雑が予想できた。
ゲレンデに着くとすでにTバーは長い行列が出来ていたので、ゴンドラに向かったがこれまた混んでる。20分ほど待ってやっと乗れた。バーンは硬く締まって少々手強い。
数本ゴンドラでまわしたが待ち時間が不快。ピッツ唯一のペアリフトは空いていたがバーンが緩斜で面白くない。
こんな日は帰ってトレーニングですわ。
週末はおとなしくOFFが賢明だ。
我が家の周りには10匹の猫が居るらしい。
まだ4匹ぐらいしかお目にかかっていないが。達は猫好きなんです。
毎日コミュニケーションとってお近づきになろうとしているがなかなか触らせてもらえない。今日やっと1匹の黒猫を抱くことに成功。可愛いヤツじゃ。
大家のガヴィーさんは猫嫌いなんだって。
写真:今日のゲレンデ。ゴンドラ終点です。
2004. 10. 25
日曜日
日曜日はOFFである。ゆっくり起きて久しぶりにワクシングに専念する。シーズン中は寝てる時間の次にワクシングの時間が長いと思われる。決してワクシングが好きというわけではない。勝つために必要な作業だというだけ。レースで数本滑る為にトレーニングやらチューンナップ、移動等々膨大な時間を費やしている。そうまでしないと得られない満足を追い求めて生きてる訳ね。見方によればとても非効率的でもあるし強欲な生き方でもある。でも楽しいんだから良いか・・・なんて取り留めもないことを考えながらワクシング終了。午後の日差しが暖かくて気持ちいい!
もうすぐ佐々木コーチとキャンパー達がやってくる。達の一人暮らしも終わりである。全てのスペースをのびのび使って超快適だっただけに残念であるが、皆が来るのは楽しみだ。一人で滑ってばかりで飽きてきたしね。お待ちしてますよ〜。
思いのほかこの日記を見てくれている人が居るようで嬉しいです。頑張って書きまっせ。(頑張ると文がだらだら長くなるので怒られそうだ。)
写真:先日脱走した山羊です。牛も手の届く距離にいる。糞は常に踏める程散乱している。
2004. 10. 26
今日も快晴!
毎日天気が良いね。ゲレンデは気温4℃と快適温度。そして平日なのに混んでる!1週間程ドイツのスクールホリデーらしい。Tバーもゴンドラも待ちが長い。明日はオーストリアのホリデーらしいから更に混むんだろう。全面滑走可能になれば少しは待ち時間緩和するんだろうが、当分雪降りそうにないねえ。
今日からプレートを復活させてみた。プレートとはGREX (
http://www.grexjapan.com/
) の製品でバインディングとボードの間に挟むモノ。特殊ゴムが内蔵されていて振動吸収してくれる優れモノ。またプレート形状の効果でターン時エッジへのプレッシャーが高まる。楽にカーヴィングできるって訳だ。ここ数年使い続けているお気に入りアイテム。シーズン初めで他のアイテムのフィーリング確認するために外していたんです。プレート追加したフィーリングはやっぱり良好。滑りがパワーアップした感じですね。
写真:そのGREXプレート。(正式名称はSUSPENSION FLEX)
2004. 10. 27
ちょっと冬型?
休日である。調べたらオーストリア建国記念日らしい(ハロウィンでもあるみたいだ)。朝早いMPREIS(近所のスーパー)もクローズしている。ゲレンデは勿論賑わっていた。まあしかし混んでいるのはリフト待ちだけでバーンは大したことは無い。なぜならTバーの運搬能力が低いのである。今日は1時間で3〜4本といったペースでしか滑れません。滑走距離は大体600〜700mかな。レーサー達は我先にと列に割り込みを敢行してくる。イライラする気持を音楽で鎮めて1本ずつを大切に滑った。空は曇っていて時折強風が吹いている。粒状の雪が舞っているが積もりそうにはない。逆に強風で表面の雪が持って行かれそうだ。今日の課題はバックサイド谷周りで出来るだけ早く踏むこと。アップからダウンまでのモーションを極力短く、かつ丁寧に行う。8本程滑って良い感触になってきたので今日は終了。
今日の夜、佐々木コーチとキャンパー達が到着しますが日記のアップは夕方にしているので間に合いません。到着報告は明日ですね。
写真:近所の猫(その2)。「モーフォ」って名前だったかな?一番警戒心が緩い。可愛いヤツじゃ。
2004. 10. 28
集団生活始動
昨夜、佐々木コーチ、高森プロ(キング)、渡部プロ(ルミ)、加藤プロ(ミヤ)、深見プロ(マサシ)、和田さんの6名が無事到着しました。飛行機はかなり揺れたらしく、吐いた人もいるほど酷かったらしい。
今日は皆さんOFFで達は小嶋アカデミーと一緒に山に上がる予定だったが、ピッツはかなりガスっていて雪も降り視界不良なのでOFFにしました(20cmほど積雪があったらしい!)。そこで昨日来た皆さんと一緒にIMSTに買い出しに出発。みんな大量に食品を買い込んでいた。おいらはトレーニングウェアーが足りないので安いのないか探していると、3ユーロのショートパンツと2ユーロのTシャツ発見。良い買い物をした。昼食はタイレストランで6ユーロのランチを食べた。サラダとライスとカレー風味の肉野菜炒め。スパイシーで美味しかった。帰ってキッチン大戦争が始まった。大量の食料に名前を書いて冷蔵庫、食料棚に片付けた。その後各々トレーニングや散歩を行い、牛糞の踏み心地を楽しんだらしい。
今日から1週間は近所のレストランで夕食を頂く事になっている。昼に続いて外食である。贅沢だ!今日のメニューはガーリック風味のクリームスープ、酢の効いたサラダ、メインディッシュはポークステーキと大量のフライドポテト。かなりのボリュームで腹一杯です。こりゃ太るな。
皆が来て一気に賑やかになった。スペースは狭くなったがワイワイ楽しいね。流されやすい達は自分の生活リズムを守る努力が必要ですわ。明日はみんな初滑りです。
写真:キッチン大戦争風景
2004. 10. 29
キャンプ初日
※ちょっとスイス・サースフェーで行われるワールドカップ観戦に行ってたので日記のアップが休止していました。
毎日観て頂いた方には申し訳ありませんでした。
後追いでアップしていきますので、また読んでやってください。
やや曇り空で風が少々強い。山は昨日の積雪でグリップの良い雪で、気持が良い。皆は足慣らしで佐々木コーチから初歩的な課題を与えられ、久しぶりの雪の感触を確かめながら楽しんでいた。
達はこれまでの成果をコーチに確認して頂いた。
すると自分では気づかなかった部分を多く指摘され、早速矯正の課題に取り組む。
今日も昼には切り上げて家で昼食。
キッチン大戦争の予感がしたので、達はYam-Yam(インスタントラーメン)とワッフルで済ました。皆はパスタだの豪華なサンドウィッチだの、かなり手間のかかるお料理していました。
ミヤがオーブンでチーズ焦がしてモクモク・・・。
食事が終わったのは15時ぐらいだったね。お疲れ様でした。
達はその間にお昼寝してました。
夕食はレストランでポークピカタとパスタ、サラダ、スープ。大変満足です。
その後、昼間撮ったビデオを確認して今後の課題の確認。コーチにみてもらうって大事だね。綺麗に滑ることばかりにとらわれていた。
板の走りが一番大事なことに気づかされました。
明日からスイス・サースフェーで行われるワールドカップSBXの観戦に行ってきます。
2004. 10. 30
達の一人で行けるもん!「世界の車窓から編」
今日はスイス・サースフェーで行われるワールドカップSBXを観に行くための移動日。
ダメ男の一人旅が始まる。
佐々木コーチにIMST駅まで送って頂き、発券機で切符買おうと思ったが操作が判らない!そこにいたジイちゃんに聞いたが、ドイツ語で色々説明してくれたが意味不明。どうやらジイちゃんも使い方知らなかったようだ。
とりあえずホームは判ったので切符買わずに列車に飛び乗った。
佐々木コーチは爆笑しながら見送ってくれました。
早速車掌に行き先を告げて、切符購入。しかしこの切符は目的地BRIGまでのモノなのか?
列車は同じようなチロル風景の中を走っていたが、内心不安だった。車内アナウンスは聞き取れないしね。
最初の乗りかえ駅FELDKIRCH到着時間は判ったので、コーヒー飲んで落ち着きを取り戻す。念のため隣のおじさんに「次はFELDKIRCHか?」と訊ねるとまたもやドイツ語のみの返答。
親切に色々説明してくれたがさっぱり・・・。
とりあえず駅に着いて降りてみるが、2番ホームに在るはずのZURICH行き列車がない!
あせって別の紳士に聞くと「ホームは2aだ。」という。
どうやら同じホームの前後で2a、2bに別れているようだ。
とにかく大荷物引きずってダッシュ!
何とか間に合った。席についたらなんだか可笑しくなってきて独りで笑ってた。
これが旅の醍醐味か?
国境の町BUCKSを過ぎたところで、車掌にBRIGまでのチケットを買えと言われた。確かに6時間の距離で20ユーロは安いと思ってた。
BUCKS〜BRIG間のお値段97フラン。ん?おいらユーロしか持っていない。しかし車内でもVISAが使えて一安心。
さすが観光の国だ。
ボーデン湖の美しい景色を見ながら気づいたが、97フランって9000円位。移動費結構かかるね。
ボーデン湖はかなりデカかった。ず〜っと観ていたように思う。
途中からはZURICK湖だったみたいだが?
そしてZURICH到着。
この駅でかすぎ!ホームが20ぐらい並んでる。どれがBRIG行きかわからん。またテキトーな英語で聞いてIC(インターシティー)に乗り込む。
どうやらBERNで乗りかえらしい。だいぶ旅慣れしてきたぞ。
BERNはまた大きな駅だった。少し時間があったので街並みを覗いてみたら、ヨーロッパの都会といった感じで、行き交う人々もおしゃれ。荷物がなければぶらつきたかったが、ボードケースが邪魔で諦めた。
念のためカードでスイスフランを手に入れて、昼食にサンドイッチ買い、列車に乗った。結構満席。
車窓の景色は生憎の曇り空で、山の方はガスって見えなかった。都会を抜け列車は、広大な牧草地を滑るように駆け抜けていった。
乗り心地は新幹線並みの良さです。
山々は太古の昔に氷河で削り取られた姿でそそり立っていた。チロルと建物や町の雰囲気は微妙に違うが大差はない。
到着時間を確認し「塗仏の宴(下巻)」を読みふける。
そしてやっとBRIG到着。次はバスだ。駅前でSAAS FEE行きを見つけ、料金を払うが現金のみ。フランを用意していて良かった。
約一時間の山道に揺られてとうとう着いたぜSAAS FEE!
ちょっとお隣へ、くらいの軽い気持出来たけど8時間は遠かった。
さっそくインフォメーションで宿探し。
「チープ アコモデーション プリーズ!」で見つかったHOTELは、2泊朝食付きで121フランの★★。
日本のビジネスホテルぐらいの狭い部屋だが無問題。シャワーは共同。傾いたベッドサイドランプと死んでるコンセントが泣かせるねえ〜。
荷物ほどいてとりあえずSAAS FEE観光。
まさにリゾートでした。
今晩のメシはCOOPで調達。50%offの見切り品に飛びついたのは言うまでもない。
テキトーに晩メシ済ませ、上島組キャンプに参加している倉原プロ&ナオキのアパートに行って、ワイン飲みながら盛り上がりました。
その後ワールドカップ参加の千村プロ&長嶋プロのホテルに行き、今日行われた男子予選の話を聞いた。千村はもう少しで予選通過だったようだ。
やはり世界の強豪はバカっ速!だそうだ。
明日の本戦が楽しみだね。
こんな具合でまさに珍道中な一日は終了したのでした。
2004. 10. 31
達の一人で行けるもん!「レース観戦編」
昨夜遅くまで話し込みすぎて眠い。
むりやり起きて宿の朝食を頂く。
近所のスーパー「ミグロス」で昼食買ってゴンドラ乗り場へ。明日帰るつもりだったけど、クロスコースが開放されるらしいので2日券を購入(ナショナルチーム割引で106フラン)。
今の時期はサマーシーズンの終わりで下部のゲレンデは全く雪がない。ゴンドラ2本とケーブルカーを乗り継いで氷河のゲレンデに到着。
雪が多い!ピッツタールとは比べモノになら無い程雪がある。石なんか絶対踏まないね。現在滑れるバーンだけでも十分な広さと長さがあり、一気に滑り降りればかなり息が切れる。
斜度や斜面変化も楽しめる良いゲレンデだ。
Tバーは3本あるがやっぱり能力不足で、週末の今日は上がるまで15〜30分はかかる。
クロスコースはトップ選手が1分を切る600m?程のコースで、当然ハイスピード。
コース概要は、垂直ドロップインのスタート、垂直ドロップアウトto垂直ドロップイン、キッカー、3連ウェーブ、アンダーパスのトンネル、1stバンク、斜め小キッカー、キッカー、2ndバンク、小テーブル、3rdバンク、ウェーブ、4thバンク、ローラー、変な段差、5thバンク、右ターンの7連ウェーブ、キッカー、ゴールといった感じ。
スタートから1stバンクまではストレートなので、ノーチェック&パンピングしてハイスピードのまま1stバンクに飛び込む。
2ndバンク前のキッカーは結構な飛距離が出るが、バンクへの進入を考えるとどうしても左寄りのラインになるので、クロスラインする勝負ポイントになっていた。そこからのバンクはGのすごくかかるスピードバンクばかりで、途中から荒れてきてライン取りがシビアだった。
右ターンの7連ウェーブはエッジを立てながらのパンピングと減速しないライン取りが重要といった感じだった。
女子予選も残念ながら日本人は勝ち上がれなかった。本戦はハイスピードの中でシビアなライン取りを争う戦いで、やはり2ndバンク入り口でのクラッシュが多く、ライダーの上にランディングなんてのもあるエキサイティングな戦いが繰り広げられていた。
観ている方も興奮するレースで楽しかった。
レース結果はドイツ語だったしよく判らないが、バンクでのカーヴィングテクニックが勝敗を左右していたように思う。おいらも早くこんなレースに出たい!
今晩は倉原&ナオキの手料理を頂いた。二人とも料理は不得手だというが、達とは比べモノにならない美味しいディナーを作ってくれて、満腹のご満悦でした。BEERとワイン飲んで夜まで語り合っていました。
今日は観戦で疲れました。明日はプチクロスだ。
写真:レース観戦中に昼食。